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 浜峰のひものトップページ > 一魚一会に感謝 > 2009年12月29日 出会いに感謝
一魚一会に感謝
一魚一会ファンクラブ
リレーエッセー
2012年2月28日 還暦の記念冊子をいただきました。

第11回 2009年12月29日
出会いに感謝

寺口淳子(てらぐちじゅんこ)医療法人健康会京都南病院 看護部長

第10回 2009年10月31日
チューターのひとりごと

土屋雄一郎(つちや ゆういちろう)京都教育大学准教授

第9回 2009年6月16日
古くて新しい里

伊地知紀子(いぢちのりこ)愛媛大学法文学部 人文学科准教授


第8回 2008年9月30日
私と熊野〜後鳥羽上皇の熊野御幸をよみながら

松居和子(まつい かずこ)京都大学社会学研究室教務補佐


第7回 2008年6月30日
熊野古道の賑わいと味わい

寺口瑞生(てらぐちみずお)千里金蘭大学現代社会学部教授

第6回 2007年5月8日
四季を体験する方法

大野 哲也(おおの てつや)
京都大学大学院博士

第5回 2004年12月29日
徐福伝説と冬の海

逵 志保(つじ しほ)
愛知県立大学文学部非常勤講師

第4回 2004年6月2日
暮らしの力

田原範子(たはら のりこ)
四天王寺国際仏教大学・短期大学部助教授

第3回 2004年2月11日
このみの山ずま居

中村律子(なかむら りつこ)
法政大学現代福祉学部助教授(高齢福祉学)

第2回 2004年12月07日
何ぞ書にのみ学ばんや

古川 彰(ふるかわ あきら)
関西学院大学社会学部教授:(アジア地域研究、環境社会学)

第1回 2004年10月22日
熊野の毒

松田素二(まつだもとじ)
京都大学文学部教授:(アフリカ地域研究、地域社会学)

2009年12月29日
出会いに感謝

土を、踏む。
風に、聴く。
声と、出会う。
そして
はるかな時を、観る。
いま、
日本という
土を、識る。
 司馬遼太郎氏の「街道をゆく」、私は本を読む前に、我が家で夫が買っておいたNHKスペシャルのビデオを観ています。その冒頭に出てくることばです。時空の旅人として世界中を訪れた司馬遼太郎。いろいろな国のその土地で暮らしている人々と交流しています。それを観るたびに私は熊野の海、山、そこに暮らしている人々のことを想います。その中で作られていく浜峰のひもののことを想います。熊野灘で育った魚が、山のわきみずで洗われ、天然の塩でうっすら味付けされ、天日で干され、ひものとなる、それぞれの行程が人々の手作業で行われ、おいしくいただける。「自然のめぐみ」と簡単には言えない、自然と人間の共同作業で生まれる浜峰のひものです。

 1年の内、2〜3度行くことしかできない熊野灘ですが、そこに立ったとき、すべてが浄化される気持ちになるのは私だけではないと思います。熊野灘から昇る朝日は、私の職場(京都の下町ですが、4階の部屋から南東、東山から東寺の五重塔、西山に沈む夕日までが見渡せます)から見える朝日と重なって、はるかな時のつらなりを感じます。熊野に、浜峰のひものに出会えて良かった、どれほど心豊かな思いになれたことでしょう。
 普段は昔からの癖で、食材はけちけちクッキング、「半額」に飛びつく食生活をしています。浜峰のひものを知ってから何年か立ったとき、ひものが無性に食べたくて、タイムセールの干物を半額で買いました。半額だから買ったとはいえ、それなりの金額はしたのですが、後悔しました。浜峰のひものを知ってしまったら他のものは食べれないなあ、と痛感しました。それ以来、お取り寄せすることに。

 冬の代表はさんまの丸干しでしょう。旭川で出始めのさんまの刺身を食べ、仙台でサバと見間違えるほどのさんまの煮付けを食べ、太平洋の荒波にもまれて刃のようなスリムなさんまを丸干しでいただいた時、「さんまは凄い!」と感動しました。丸干しでいただく。どんな新鮮な生魚よりフレッシュでおいしい
ひものの一つ一つに「街道をゆく」と同じスピリットを感じます。自然のすべてと人の手で創造される食文化。おいしく味わえることに、ごちそうさまでしたと感謝の気持ちを、熊野灘とそこで働く人々に送ります。

医療法人健康会京都南病院 看護部長 寺口淳子

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